2008年3月31日月曜日

栗鼠



 朝ごみを捨てに出たとき 家の前の松の木にリスを発見、 朝方からモンタナが 窓に上ったり下りたりその度に ブラインドをがたがたさせていたのは このリスのせいだったのかと納得。
お隣との境の塀の上を歩いているリス 煙突の上にからすの姿も遠目ながら見える。

2008年3月30日日曜日

絵付け進行中


 釉薬をかける前の段階の作品。着々と進行中なのだが あまり魂をつめ過ぎると 視野が狭くなるので 適当に気分転換が必要。読みかけの本を工房に持って行ったのは 少し作業を遅らせる結果になってしまった。毎日のノルマを決めてそれが終わるまではと。なんだか修行をしている気分、まさしく自分との戦いなのである。好きがこうじて こうなってしまったのだから仕方がないと 自分にいい聞かせる。あと大小いろんな大きさ形を含めて 75ぐらいまでは数えてみたが 何とかなるだろうと 途中で数える事をやめた。陶芸家の仲間から I am So behind, how about you? いうメールがあとをたたなくなり やっと一安心、 毎年これの繰り返しである.

追い込み

 
 いよいよ 陶器市に搬入する作品の追い込みに入り 連日 帰りが遅い私に モンタナは自己主張をするかの様に コンピュターの前に座り込み動こうとしない。彼女の言いぶんも分かるので そっとしておく。 

2008年3月28日金曜日

桜並木

ウォーター フロントパークの桜並木 もう満開なのだが寒気が流れこみ 昨日 今日と雪まじりの空模様.残念ながらお花見どころではない。例年だと4月1日までにスノウタイヤは取り外さなければならないが.今年は延長されたと朝のニュース。ポートランドの町中を流れているウィラメット川に沿ってあるこの公園は以前は高速道路があったとか.移動遊園地が出来たりいろんな催しが行われたりする。この川で町が東西に別れる。

2008年3月27日木曜日

朝だ

 遅くまで 静かな部屋で久しぶりに本が読めた。全ての空間が私のもので 軽い興奮状態を作りだし なぜだか集中力が散漫し 分裂症ぎみで 3冊の読みかけの本を渡り歩いてしまった。フラナリー オコーナーの書簡集 ”The habit of being”とイザベル アレンデの ”Portrait in Sepia”は英語版 Raymond Carverの ”頼むから静かにしてくれ(willyou please be quiet,please)”は日本語版 村上春樹訳。今日本では大江健三郎氏をはじめとした沖縄裁判が話題となっているようで 眼が離せないのだけど 彼の岩波新書 ”あいまいな日本の私”中でフラナリーを知りそれ以来 よく彼女の本を手にする。奇病を抱え39歳と言う若さで死んでしまったけれど 彼女の生きる姿勢が私を力づけてくれる。朝だ 工房に出かける時間。 

2008年3月26日水曜日

一人の時間

 春休みでポートランドに戻っていた息子が ユウジンへ今日帰る。いつのまにか一人暮らしの快適さが身についているのか リビングルームにある彼の所持品、 床に脱ぎ捨てられた靴下、その辺にころがる 大きなそして あまりきれいでない靴などが やたら眼につく。一人でいる時に比べたら、同じ大きさの部屋のはずなのに狭く感じ出している。"Time for him to go"
 
彼が、 高校を卒業して大学へ進み あの胸にポッカリ穴の開いた様な気持ち、息子の部屋をやたら覗き込み ”ああー行ってしまった” と。ところが時がたつにつれ ”いつ学校にもどるの?” 私の子離れは着々と進んでいると再確認する。それでもいろんな食料品を持たせようと袋につめる自分の姿は母の姿と分かっているつもりだ。
 

2008年3月25日火曜日

Central Oregon

Crooked River












 Bend まで 仕事で日本からの32名の高校生を送っていく。 途中 未だ雪に覆われたフッド山を眺めながらの4時間30分余りの道のりベンドの町に着く前に休憩したREST AREAで数人の学生さんとクルックリバーの見える所までお散歩。残念ながらMt.ジェファーソンはカメラにおさめることが出来なかった.

2008年3月21日金曜日

賢こくない熊さん?

 最近のキャンプ場とか フッド山近辺、このゴミ箱はモルトノマ滝ベンソン橋の所に設置されているのだが、手をいれてフック状のものをはずさないとゴミが捨てられない様に出来ている。森林局の係員の話に寄ると 熊がごみをあさりにやってきて ゴミ箱ごと持ち去る事が続発したので こういう新しいゴミ箱の登場。さすがの熊さんも手を入れて開ける事は出来ないらしい。右のイラストの ”PUSH UP INNER LATCH AND LIFT”が読める熊さんは今のところ出てない。 

モルトノマ滝

 ガイドのお仕事で ”コロンビア渓谷” 半日観光でモルトノマ滝に立ち寄る。丁度、良い感じで雨がやみ お客さまと一緒にベンソン橋まで歩いて行く事ができた。この滝は全長186mある。(上段164m、下段21m) 流行病にかかった恋人のために身を投げると病気が治ると祈祷師にいわれ、先住民の娘が身投げし病気が治ったと。上段の滝に彼女の顔が写しでると言う伝説がある。ここにはロッジもある。1925年にA.E.ドイル氏により建設されているのだが、ついつい 私はコナン ドイル氏と言ってしまい皆さんを笑わせてしまう。推理小説家がどうしたの?と不思議な顔をされてしまう。ここのところ 雨が多かったので水の量が多く、ベンソン橋まで行くと水しぶきがすごい。
photo by Nao

     

2008年3月20日木曜日

開戦5周年, stumilus payment

 米軍のイラク開戦から5周年を迎える。 3月19日、全米各地で反戦集会が開かれた。ワシントンポストによると。国民の3分の2は戦争に反対しているとか。既に500ビリオンドル が戦争に注ぎ込まれ、4000人の死者をアメリカは出し イギリス175人 イラクの死者は10000人を超えると言う。 Bush大統領の演説に寄ると、イラク戦争、サダムホセイン元大統領の放逐は正しい判断と。しかしイラク戦闘は予想以上にきびしく 費用がかかっているが国際テロ組織 アルカイダの追放に向かっていると。”OH COME ON NOW”
 
 財務省は一億3000万以上の家庭に税金申告をした人のみ300ドルから1200ドルの支払いをすると発表、この不景気を解消すべく国民にお金を使えというお国からの達し、それに当たって 少しお手伝いしましょうと言うところか。私も、もらえるものはお受けするが”焼け石に水“と言う様な今日この頃である。

2008年3月19日水曜日

モンタナ

お待たせしました。モンタナ登場

2008年3月18日火曜日

In like a lion out like a lamb

   ” If March comes in like a lion, it will go out like a lamb. ”  
 暦の上では 20日から春。3月の天気ほど不安定なものはない気がする。きっとすべり出しが良かったから 暖かい日が続いたから ここにきて ライオンが暴れているのだろう。今週はこんな感じで雨の日ばかりのようだ。来週には羊のように穏やかなお天気が期待できるのだろうか。ここのところ素焼きを連続やっているので 工房の中は暖かいから つい眠気をもよおす。時折、絵筆を持ったまま空中をぼんやり眺める自分に気がつき笑ってしまう。そういう時は 漢字パズルが登場するのだが、夢中になってしまうので車のトランクにしまう様にしている。わざわざ3階から車まで行ったり来たり我ながらご苦労な事と思う。

2008年3月16日日曜日

spring break

”18日にポートランドに戻る”と”ファイナル後一つを残すのみ”と息子より電話。口うるさい息子の戻る前に冷蔵庫の中を点検せねばと思う。なんだか立場が逆転したような気がする。見つかって悪い物があるのはあなたの方では?と彼の高校時代を思い出す。 ついつい忙しいのを理由に彼いわく 体に良くない物を食べていると。この卵はいつ購入したかとか うるさい。とにかく母は絵付けで忙しいのだ。とつぶやくのだが、赤ん坊の頃の恩は忘れてうるさい。そのわりには 夜を徹して語り明かしたりの不健康な習慣にたいしては 寛大なのだ。眠たい私の耳元で情熱的に語る哲学は 眠たい母には理解する前に子守唄に変わると思ってないらしい。

日本語に潜む社会的.文化的..および性表現

 非常に奇妙な見出し記事を発見 ”加齢臭コンビ” さいきんよくこの加齢臭と言うのをあちこちで見かける.wikipedia文献によると 2000年12月、資生堂の研究所により中高年特有の体臭の原因が 不飽和アルデヒト系ノネナールである事が発見されこの体臭を加齢臭と命名.男女差に関係なく40歳以上に増加が認められるとある。ここまで読んで なるほどと頷く。もしかしたらないものをあると思わせるマインドコントロールの一種ではと。アメリカ生活が長いとはいえ 今までもいろんな本や雑誌に目をとおしている自他が認める活字中毒の私が みのがすはずがない。これからの一番の消費者である 団塊の世代とかに対する流通手段の先手として この言葉を作ったと私は一人確信している.特に中高年の男性に対する警告 オジン臭いとかおやじ臭いとかいう言葉に匂いまでくっつけたと思わざる終えないのである.戦々兢々として心配する姿を予想しての作戦なのである。でなければ芸能界の40代をこえた男性タレントを加齢臭コンビなどと興ざめする呼び方をマスコミにさせないのでは。どちらにしてもあまり使いたくない言葉だと思う.若ければフェロモンで40過ぎれば加齢臭では表現力に欠けると批判的になってしまう。自信のある男達は商業ベースのマスコミには踊らされないと、信じたい。 
  日本語にひそむ社会的、文化的あるいは性表現を思い起こすに 働き盛りの男性を”男盛り”これはほめことばだが、”女盛り”はこれから衰える容姿を思わせる。男性側の視点から生まれた”悪妻”だの性別的役割や分業を前提に生まれた言葉”永久就職” ”主人” ”家内”などいままでの男性中心に対する反撃としては加齢臭は頂けないと思う私がいる。我が愛する男友達たちには ”おやじ臭くて何が悪い。”と素敵に微笑んでほしい。

2008年3月13日木曜日

Bakery Bar

          2005-2008 Bakery Bar,LLC All right reserved
ポートランド southeastのTaylorとWater ストリートの角にBaker Barというそんなに大きくないけれどヒップなコーヒーと軽いランチのとれる店がある.あのClerklewisのま向かいなので
行ってみる価値あり。オーナーはジョスリンというもとジュエリーとか作っていたパースンズアートスクール出身の 芸術家で彼女の2番目のキャリアというところか。私が Ann Sacks Tile & stoneのR&Dでタイルのデザインの仕事をしている時.彼女はモザイクを作る部署にいた。今年の8月には第2号店がグリスン.ストリートにオープンの予定。彼女の作る一人用のケーキとても洗練されたデザインでベタベタと甘くないのがうれしい。今ポートランドで一番注目されているパテシェと言って過言でない。 地元の雑誌に常に登場している。1028 SE Taylor (503) 546 - 8116  www.bakerybar.com で彼女の作品 ケーキを検索すると楽しい。コーヒーも地元 stumtownを使っている。働いているバリスタがパンク系のmusicianぽいのが楽しい。この辺りはいわゆる倉庫街でこれからどんどん変わっていくのだろう。ウラメット川に近く交差する高速道路とか夜景が美しい。”clerklewis"については近日中に紹介の予定. 

2008年3月9日日曜日

ブルーズ なまず屋

 1974年 吉祥寺の駅北口を五日市街道の方へ進むと名画座のはす向かいになまず屋というブルーズと酒の店があった.朝の4時まで開いていた記憶がある.その頃私は吉祥寺南口井の頭公園の先にあった前進座の庶務課に電話交換手のアルバイトに夕方5時から10時まで通っていた。座員さんは敷地内に住んでいて それぞれの家庭に電話をつなぐのが私たちの仕事だった.10時からは夜警さんと呼んでいた学生(おもに武蔵野美大)二人がやってきて交代する。そのあとふらふらと色んな所に出かけた。 我が息子がそういう年になり離れて暮らしはじめた時にはじめてわが両親の気持ちを理解した.あまり細かい事に干渉してくる親でなかった事に感謝している。私は子離れするのに若干 時間がかかったが最近は良い距離が保てていると一方的に確信している.


 

落花流水

              @Nao T. Tajiri   photo:Coutney Frisse

 ここ2ー3年私の楽しみと言ったら 漢字パズル 気が付くと3時間ぐらい夢中になってる事がある.よく出てくる四字熟語というのは 決まっていて そのうちの一つに落花流水というのがある。この熟語を見るたびに思い出すのは 1970年代によく読んだ漫画家 真崎守のはみ出し野郎の子守唄。その最終回のタイトルが落花流水ではなかったろうか。
 最近の日本の漫画 MANGAはこちらの子も夢中になって読んでいるようだ.我が息子もその一人で ”NARUTOーナルト
疾風伝”とか”デスノート”なるものを 長々と話してくれる。その度に懐かしき70年代 お母さんもあなたぐらいの頃 こんなのを読んだと自慢するがたいして感動もしてもらえずじまいである. あのころはガロの時代が終わりヤングコミックなんていうのがでてきたころ。(明日のジョーは私の兄が読んでいて 力石徹の過激な死をかけた減量、すごかったな。)私は真崎守の”共犯幻想”が大好きだった.”死春記”なんてのもあった。美術学校時代の友人が末永史(すえながあや)の”二階屋の売春婦”と言う衝撃的な作品も教えてくれた。いろんな意味で世の中が変わろうとしていたから、 価値観の変革期というかその時代を実際にとおってきたというのは私に取って少し自慢したい事の一つかもしれない.


2008年3月8日土曜日

Tonya&Nancy: The Rock Opera

 夜の8時からポートランドにあるトライアングプロダクションの”タニアとナンシイ”rockオペラのアッシャーの手伝いでワールドトレードセンターへ行ってきた。オレゴン州に住んでいる人はおそらくほとんどの人がタニアとナンシイと聞いたらそれだけで何の説明もいらないのでは。そう そのオリンピック代表のフィギアスケート選手二人がまきこまれたあの事件の rockバージョンオペラです。笑っていいのか何ともはや複雑な心境。スポーツというものは勝負の結果が重要視されやすい。期待され期待に応えようとするストレスは並大抵な物ではないのだろう。
 大入り満員盛況につき 来週末も公演される。何時でも意見いっぱいの私だが このオペラにつき何といっていいのか分からない.もの悲しさがさきにたってしまう。

 

2008年3月7日金曜日

Booth# C-7

               @Nao T.Tajiri 2003
 4月25日ー27日までオレゴン コンベンションセンターで開催される 陶器市 Ceramic showcase 2008のブース番号が決まった。私は去年と同じCアイルの7番。ポイント性になっているので点数の多い古いメンバーが選んでいくのを息をのんで見守る。私は真ん中ぐらいのポイントしかないので思ったような場所がもらえるとは限らない。ただここ2ー3年 ”えー”と驚くようないい場所が頂けてる。これで後は素焼きした300点あまりの絵付けに明日から入る予定。今年のshowcaseは北海道の陶芸家10数名が参加。楽しい3日間になりそうだ。下のリンクceramicshowcase でmapを開くと私の場所 確認可。  

2008年3月6日木曜日

大好きなCeramist

 2007年の一月 シアトルにて。PAN PACIFICのホテルの下のwhole food前にある3体のAkio Takamoriの作品の一つ。彼は宮崎県出身の陶芸家 Ceramist、Jun kanekoと並ぶ日本が生んだ世界的Artist Takamori氏はワシントン大学で教鞭をとっていた.ポートランドのルイス&クラーク大学で行われた両氏のワークショップに参加したとき 二回とも自分が日本人であると言う事を最大利用して一番前の席に座り 御昼休みなんて カフェテリアで御一緒させてもらった.まるであこがれの芸能人を追いかけるグルーピーの気分だと苦笑いしてしまった記憶がある.ちなみに金子氏は岐阜か愛知県の出身だったと思う.金子氏の友達日本が誇る素晴らしい陶芸家の鈴木五郎氏ともBullseys glass で御会いした。陶器とガラス製作は似ている様で違うから面白い.陶器は熱を上げていく過程、ガラスは上げた熱を下げていく過程を調節する。釉はガラス質である。

大統領選挙

  3月4日ミニチユーズデイ 予備選挙で共和党のマケイン候補4州(バーモント、オハイオ、テキサス、ロードアイランド)で勝利 党候補指名確実 1191人の代議員数をすでに獲得.注目の民主党オバマとクリントンの争いは熾烈をきわめて来ているようだ.2州でクリントン勝利したものの指名獲得に必要な議員数ではオバマがリードしている。ちなみに2025人が必要.現在オバマ1392人.クリントン1279人と言う結果らしい.オバマ候補/クリントン候補 正副大統領という可能性もなきにしもあらず.8月25日ー28日のコロラド州デンバーの党大会までまだまだ争いは続行するのだろうか。党規として指名後でも変更する事可だそうだ。この選挙からみのニュース、 その1 福井県小浜市 同じ名前のよしみで応援する小浜市に上議員から署名入りの礼状が届いたとか。その2 クリントン上議員 赤いドレスで登場 それに関して 芸能ニュースで女性であることを強調していると。不思議な二つのコメントを理解しよう努力している。やはり歴史的な観点からもこの選挙は見逃せないのだろう.

2008年3月5日水曜日

F14, F15

 猫のモンタナがキーボードの上に座っているのを見て下りる様に促す。しぶしぶとモンタナが動き やっとコンピューターが使えると机の前に座る。 やたらとモニターが暗くて 自分の目のせいかとも思って目の辺りをこすってみても変化なし。モニターがだめになるのかと焦りながらマニュアル取り出して問題点を探そうとする。しぶしぶ動いたモンタナのしっぽが 何やらキーを押したような気がしたのを思い出す.明るさの調節をする事のできるキーボードのキーはF14とF15.  案の定しっぽがF14 を押してたのをみつけだす。コンピューターの故障でなくて良かったとほっとしたと同時におかしさが込み上げ一人にんまりした。  

2008年3月4日火曜日

旅は手段

 ここ10年あまりポートランドの旅行会社で仕事をさせてもらっている。学生さんをはじめ視察の方々と 数知れずの出会いを経験している。インターネットの普及で旅が身近になるにつれて旅の目的が多様化してきているようだ.旅人を迎える側として 日頃から新聞を読んだり何がこの町で起きているのだろうかとか、アメリカ自体の情勢も気になる.それと同時に今何が日本とかアメリカ.いいえ世界のどこにおいても必要なのか考えることがある。 地球の温暖化、イラクの情勢、最近のガソリンの高騰ぶり 頭を抱え込んで逃げ出したくなる瞬間が多々ある。私らが何かをやることで 世の中を簡単に変える事は無理でも 何処かへ 自分を現在の環境から移動させる.もしかしてそれが旅という形で外側から違う国から自分達のあり方を考える事がとても重要な時にきてるのではないのだろうか?
  他の文化を経験するという事は 日本の文化や習慣を再確認する事ではないだろうか.個人レベルでも世界各地に友人を作りお互いの経験を交換しあいより良い精神状態や生活環境を作る事がこれからのこの混沌とした時代を生延びる秘けつかもしれない。私は陶芸という創作活動をとおして世の中からの逃避、創作をとおしての自己追求とそれなりにバランスを取る事ができているのではないだろうか。
 

2008年3月3日月曜日

変わりつつあるノース ポートランド

 私の工房はポートランドの北 ブロードウエイ、フリモントの二つの橋の間の工場地帯にある.この近辺の変化には目を見張る観がある.ここに工房を構えたのが1996年の6月だったから.かれこれ12年 かどっこにあった小さなレストランはなくなり 車で5分ぐらいのミシシッピーストリートの変化には驚いてしまう。5ブロックにわたりオシャレな店が並ぶ.
www.mapclicks.comでMississippi Ave.を見てもらえば 可愛いらしいインテリアの店、一点物の服やさん、コッミクbook, おいしいコーヒー、ぺっとshopと楽しい時間が過ごせます. 私も創作のあいまにコーヒーを求めてここら辺に出没します。リビルトセンターでは 廃材を買ってwood-workerのJasonに陶器の陳列棚を作ってもらった。 最近私の友人たちはヨガにはっまているけれど ヨガセンターもすぐここの近くにみつけた。 何とその隣はベーカリーになっている。7ー8年前あまり治安の良くなかったここらあたりに 広い空間と安いレントを求めて ずいぶん 美術仲間が家を購入したりしたけど、 市の補助などでにぎやかに変わりつつあるのは喜ばしい反面 すぐ横の通りの寂れように複雑な気もする。
 

2008年3月2日日曜日

活字中毒

 英語圏に暮らす事30年あまり 日本語圏にある曖昧、黒でもない白でもないものの存在をわすれがちである。”あいまいな日本の私” 大江健三郎の1994年スットクホルムの受賞記念講演をおもいだす。 川端康成の“美しい日本の私”とは 対照的なスピーチで私は圧倒的に 大江氏に賛同するのだけど。 今思えば 高校生の時に出会った彼のヒロシマノートにはじまる 一連の作品に 多大な影響を受けたようだ。私の家にはテレビがなく3人兄妹の私たちがそれぞれ東京、神戸に進学した後やってきた。 したがって我々は読書好き どちらかというと活字中毒の傾向があり山のような本に囲まれる生活にいまだに ときめきを感じてしまう.90歳を越した父のベッドわきには山のような本が未だに積まれている。
  

慌ただしい今日 この頃

 今年の陶器市は1週間例年に比べて早く かなりのストレスを感じていたのだけど 3月2日現在95%の製作がおわり 素焼きから絵付けへの工程のめどがたった。3月10日頃から4月の20日までをミッチリ 絵付けに使えそうだ.今回は 友人ANAの協力もあり サイズ的にもスケールが広がり自分なりに満足出来そうな陶器市になると確信してる。