2008年9月28日日曜日

ヒートウェーブ

 暦の上で秋になって一週間あまりが過ぎた。そうはさせまいとヒートウェーブ。30度近い日が三日間ほど続くらしい。朝夕肌寒いと感じはじめていたので 暑いと言うより暖かいと感じてしまう。政府による経済補助がニュース。アジアが月曜日になるまえに 株式市場が開くまえになんらかの結論を出すべく審議が続いている。条件付きによるBailout 条件を付けたところで結局 政府のそして 経済界のミスは 助けてやるよってことじゃないのかなぁー。破綻の渦中にある会社は破綻するまえかなりの利益を上げ 私腹も肥やしたにちがいない。働いても働いても私腹などとんでもなく、生活に追われる私たちのBailoutに奔走してほしい。

2008年9月27日土曜日

成長

 日本からの修学旅行の仕事が月末まで続く。その慌ただしい中 息子からの電話。仕事を終え ぼぉーと椅子に腰掛けていた。興奮する息子の声にしばし 彼の話している意味が釈然とせず混乱状態に陥る。つまりはドイツの大学院に行く可能性が出てきた。その後はボストンの大学で博士課程の腹づもりということらしい。哲学を勉強する彼にとって ドイツ語でハイディガー等の哲学書が読めるようになったりする事は利点がある。西洋と東洋の哲学の比較論を最終的にやりたいということは 聞いて知っていたがこの展開 ドイツそしてボストン? ベルリンにある大学で英語で講義があり 授業料がかなり安い。ボストンの大学との提携らしきものがあると 興奮状態で話す彼の声を聞きつつ 彼の言ってる事は理解は出来たが まだ把握出来ていない。母としては若干の寂しさの方がさきで 喜んでばかりでは おれない情けない状態なのである。マムも僕とボストン来る?なんて言われて絶句状態。とにかくこの大きな 修学旅行のお仕事が終わるまでこの件に関しては横においておこうと思う。 

2008年9月23日火曜日

アメリカ経済破綻 

 アメリカ経済が破綻かと こちらに住む人間にとって 連日の暗いニュース。サブプライムローンの行き詰まりからはじまり 一体これからどうなるのだろうと 気の重い毎日である。そういう中 仕事でFARMER'S Market の視察で4日間程 日本からの御客さまとご一緒させてもらった。この視察を通して少しだけ重い気持ちが 軽くなった。最近、大学卒の若者達がこのオレゴンに農業を目的として移住しているらしい。需要と供給の場を中間搾取なしで行なう場として街のあちこちでFARMER'S Marketが開かれ 有機野菜を中心にかなりうまく 運営されているようだ。移民して来た人達や 新しく農業に携わろうとしている人たちの指導や支援もするらしい。かつてのベンチャー企業に利益を目的として群がった若者より大地に足をおろし 自然との共存をはかりながら生きようとする若い世代が存在することに 一筋の光を見る。

2008年9月20日土曜日

妹の猫1

 夏に妹のうちを訪れた時 会った猫3匹のうちの1匹はるお。私が昔懐かしい友人の名前を取って 木下はるお君と命名。妹のうちの裏庭にやってくる 野良猫だが残りものを食べて 元気に育っている様子。まだ子猫だ。

2008年9月17日水曜日

屋根の上の鹿

















photo by Jan

壁に魚あり


 ポートランドのサウスブロックにあるレストランの上を見上げると このような風景が見られる。友人のJanの撮影。今日も昨日にひき続き工房にて粘土の準備におわれる。ひさしぶりの土まみれ。気分爽快、おやすみしていた創作意欲がわきあがる。

2008年9月16日火曜日

息子の優しさ

 昨夜は夜11時前の帰宅になり 私の仕事中にユージンに戻ってしまった息子ともっと話したかったなーと思いつつ 冷蔵庫を開けると 彼からのノートと食べ物発見。夜遅く戻るであろう私のためにズキーニーとクスクスのサラダとチーズステックを用意していてくれた。短い訪問だったけど楽しかった。のメッセージも。いっぺんに疲れが飛んでいった。
 今日はひさしぶりに時間がとれ工房へ出かける。素焼きをするために窯づめをし、これからの予定をホリデイシーズンに向けたてる。轆轤をひき製作 そして絵付けとこれからやるべき事が把握出来た。

2008年9月15日月曜日

ひさしぶり

 夜遅くに 本当はもっと早い時間に戻るはずだった息子が登場。なんと親知らず事件以来なので あっという間に3か月がすぎていた。ひさしぶり。明日はお仕事なので早く寝ようと思っていたのに、うれしくて話がとまらない。お互いに読んだ本の話、これからのこと等、どんどん時間が過ぎて行く。ユージンへ明日の午後には戻るそうだ。ちょと見ない間になんだか随分大人に成った様な気がする。仕事をしながら来年大学院へ行く準備をしているようで、いろんな可能性に向けて歩き出しているのだなーと若干の寂しさを伴いながら、それでもにんまりとする母。

2008年9月11日木曜日

9.11

 落ち着かない気分で一日を過ごす。あれから7年たって 何が変わったのだろうか?時勢はどんどん悪くなるような気がする。個人的には息子が優秀な成績でダブルメジャーで大学を終え次なる目標に向かって進もうとしているし、両親も元気で私の生活もどうにか回っている。それなのに暗く気持ちが落ち込んで行く。セルウッドを歩き回り、コーヒーを飲みながら道行く人々を観察する。これでいいのだろうか?何か自分に出来る事があるのではないだろうか。 

somersault

Somersault

 仕事を終えて 帰宅途中の息子より電話がある。ひさしぶりに本の話をする。宙返りの話をしていて英訳出たら読んだらと薦めると もうとっくに英訳されていると。アマゾンで調べてみたら2003年に出ていた。表紙を見て これなら見た事があると。まさに直訳そのものなのだがどうも頭の中でタイトルの宙返りという漢字表記とつながらなかったみたいだ。30年近く英語圏で暮らしているのだが、いつの間にか言葉 語彙を英語に直すのではなくて 意味を捉えてそれを英訳するという作業が出来る様になっているのではなかろうかと ふと思った 

2008年9月9日火曜日

二冊の本と宙返り

Front CoverFront Cover宙返り〈上〉
 
 この忙しいさなか 又しても読みたい本を発見。誘惑に勝てず購入した。二日前に,大江健三郎の宙返り読了。スピノザや宮沢賢治のグスコーブドリの伝説の挿入があったり ゆっくり読むはずが あっという間に終わってしまった。新しい人の思想を探る 少年期に聞いた神の声をを追い求める若者、癌を患い先の限られた初老の男 そしてそれを導こうとするかつて棄教したパトロンと仲介者が 新たに新しい形の教会を再建するために四国の 森の中に根拠地を作る。そして悲劇がおこり すべてが終わった時 若者はたとえ神なしでも 私たちの教会は魂の事をする場所であると。初老の男は若者に最期の言葉として やはり神の声が聞こえなくては行けないかね?神の声はいらないのじゃないか?人間は自由である方がいいよ。神なしでも俺はrejoiceというよ。この作品が一日でも早く英訳される事を望む。燃え上がる緑の木の三部作の続編のようだ。いったん神と信者たちをこけにした棄教者のリーダーたちが戻った来た。脇腹に聖痕をきざんで。待ち受ける急進派は、悔い改めを社会に求める構想を保ち 祈り続けてきた女達は、集団での昇天を意図する。教会は、再建されうるのか?読みごたえ充分。

2008年9月8日月曜日

大塚美術館


 妹たちがこの美術館を訪れたとの事。これはローマのSisteine Chapel のミケランジェロの作品のレプリカだと感激。すべてがタイルに描かれているらしい.もう来年の夏が待ちきれないほど興奮してしまう。イタリアへ行って本物を見たいのは当然だが,私個人的には大塚美術館へ行きたい。どうやって作られているのか見たい。 

2008年9月6日土曜日

猫の習性


 大の猫好きのJANから聞いたネコの習性 何と可愛らしく面白いと思った。我が家のモンタナ嬢は異常に紙袋とか 箱類が大好き.全ての私が持ち帰る紙袋や箱の中に入らなければ気が済まないらしい。その中でも写真の紙袋は 私の留守中から同じ場所にあり 私が本に夢中になっていたりテレビを眺めていると よくここの中から観察している様な モンタナの目に出会う事がある。JANが思うに猫というのは 箱や紙袋に入れば私たち人間に見えないと思っているのではないかと。隠れているつもりらしいのだ。何回か彼女の御気に入りの箱や 紙袋を捨ててしまい御機嫌を損ねた事がある。リスのおもちゃは母がモンタナのお土産にと用意してくれた物で日本より持ち帰った。

2008年9月4日木曜日

お仕事

 9月2日、3日とひさしぶりの お仕事で運転をつとめ 3日はお隣の州ワシントンのベルビュウまでの日帰り。片道3時間 合わせて6時間のドライブ。今さらの様にアメリカの道路の広さに感動しつつの行き帰りとなった。日本のあの狭い道を皆うまく運転すると敬意を表する。