2009年1月31日土曜日

皆勤賞


 今日で1月も終わり。自分で自分に皆勤賞をあげよう。なんと元旦初日から 1日も休まず工房で仕事に精を出した。気分爽快である。ガイドのお仕事が急減したこともあって 工房につめられる事は幸いなのであろう。生活はかつかつでも 自分の好きな事ができるのは幸せな事だなーと思う。今日は車で出かけ粘土や下絵具の補充をし、陶器市に向けての作品作りの準備万端である。画像は昨日の続編、女神の像が設置される様子である。見物人と比べてもらうと大きさが分かるのでは。

2009年1月30日金曜日

ポートランディア


 2月のバスパスを求めに ダウンタウン行ったついでに1873年にマイケル グレイブのデザインのモダンな建物の上にある女神の像 ポートランディアを撮影する。自由の女神像の次におおきな銅像で6.5トンあるそうだ。彫刻家レイモンドカスキーの作品。ポートランド市とモルトノマ群の行政業務がおこなわれている。市内観光の時バスの中からご案内するのだが 実際に銅像の前から見る事はあまりないので しばし見入る。

2009年1月29日木曜日

鳩の集会


 工房の窓から見える外灯に無数の鳩が止まっている。15分おきに全ての鳩が同時に飛び立ち まるで席とりゲームとりをしているかの様にとまり直す。しばらく観察をしていたのだが何かルールみたいなものがあるのか 止まろうとして拒否される鳩もいて また旋回して次の外灯へと移動している。じっとしていると寒いから運動をして身体を温めるのかなーと思ったりする。霧の朝で空気が冷たい。よくみると工房のあたりの全ての外灯や電信柱にすごい数の鳩がいてまるで集会のようだ。

2009年1月28日水曜日

結婚

 凄いタイトルで書き出しているが 姪っ子が今年の10月に結婚する。ただ一人の姪っ子で後は全部男なので おばさんとしてはなかなか心の準備ができずにいる。婚約したのは至極すんなりと受け入れられたのだが 結婚はおめでたいとは言え 母親でもないのに寂しいと思ってしまう。素敵な なかなか今時にしては珍しい好青年で大賛成なのだが。彼女の生まれたのは二月の寒い日。ちょうど永住権の面接で日本にいた私にとっては 彼女の生まれた日の事は忘れられないのである。たおやかでそれでも芯の強い女性によく育ったとおばさんは 涙線がゆるゆるになっている。アレルギーのひどい子供のために天井までふきまくった妹の努力と溢れる様な愛情に敬意をひょうする。ご苦労様。そしておめでとう。


 

2009年1月26日月曜日

順調

 モタモタした感があった工房での仕事、なんとか 軌道にのった感じである。連日の素焼きや釉薬がけでむっとする室内に少し辟易しているものの 外の寒さに比べたら文句も言えまい。個人的には好きではないが じょじょに愛着らしき物も湧いて来て ホテルプロジェクトも最終段階にはいってきた。あいまに陶器市の作品作りをしているがこちらは好きな物だけやっているから苦にならない。それでも2ー3カ月の修行の様な物作りの成果か 轆轤をひくにしても段取りの良さが感じられるのは喜ばしいかぎりである。嫌な物でも集中してやって来た成果に上達というおまけがついてきた。半冬眠状態に入る事も無く 毎日工房で仕事に励む自分にお褒めの言葉をあげよう。友人達の差し入れまことにありがたい。本当に皆様のおかげである。明日もがんばるぞ。 

2009年1月24日土曜日

1月24日 土曜日

 車で工房へ行く。陶器市の物を作ったり ホテルプロジェクトに絵付けをしたりしていると あっという間に時間がたち 3階の窓から5時頃 外を眺めると 雪がちらちらしだす。天気予報では明日ぐらいからと言ってたのにと きりのいい所で仕事をやめた。バスと違ってあっという間に家に到着。年ととるにつれて日が経つのが早い気がする。やらなければならない事が山の様にあると言うのに あっという間に一日が終わってしまう。今日は土曜日、自分へのご褒美にとゆっくり本でも読もうと思う。 

2009年1月20日火曜日

ひさしぶりの鍋

 今日のお昼は まり子さんが土鍋やコンロを持って工房にやってきた。生ガキやお豆腐 白菜 鶏のつみれ、とろろ入り その他もろもろで 鍋料理をオレゴン産のワインと共にいただく。風が冷たいこのごろにぴったりで感動、一人暮しゆえひさしぶりの鍋に感激。ほろ酔い気分で絵付けなどする。大統領の就任式をお祝いしたという感じで良い一日だった。

2009年1月18日日曜日

オバマ新大統領の就任式を前に

 就任式まで後2日、アメリカ中の関心が歴史的なイベントにむけてたかまってきている。高額で就任式のチケットが取り引きされているらしい。世相が世相なので 新大統領によせる国民の期待というか希望を一気にひき受けなければ彼の立場を考えると このお祭り騒ぎが次ぎにくるであろう混沌の時代を想像させ喜んでばかりいられない。
 大江健三郎の万年元年のフットボールを再読した。万年元年の一揆でことごとく痛めつけられ疑り深くなっている転換期の農民達と時代を経て その子孫の 鷹四、蜜三郎等を中心に新たなる村の改革の騒動が繰り広げられる。兄弟でありながら どこでどう生き延びたかが違いを生み出す。都会的 土着的、戦後の経験 明治以降百年の経験、二つの流れが複合する事無く、それぞれが歩き出す。それでも皆の思いは 小説のかきだし 夜明け前の暗闇に眼ざめながら、熱い期待の感覚をもとめて、辛い夢の気分の残っている意識を手探りにする。 鷹は死に 蜜は生き残り続ける者らに向かって叫ぶべき 本当の事をみきわめていない事に気が付く。40年も前に書かれたこの本は 大江氏自身も乗り越え点としての作品といっている。時代を超えて人間の本質にせまる。 新大統領の就任式を前になぜだか この本を再読した。

2009年1月15日木曜日

スティール ブリッジ


 ひさしぶりの更新。毎日工房につめている。朝 8時30分前後に家を出 コーヒーを求め、最近はダウンタウン経由で MAXに乗り換えている。今日は気分転換に工房の模様替えをした。友人達がボストンとドイツに里帰りをしているので 静かに1日が流れている。今年の陶器市は例年より10日程はやく開催されるのでホテルプロジェクトの最終仕上げやらで 慌ただしく毎日が終わる。バスタブに身体を伸ばし 1日の疲れをとるとあっという間に眠たくなってしまう。夜更かしなどとんでもない感じ。それなりに充実しているのだろう。 
 

2009年1月9日金曜日

今日の出来事。。

 ひさしぶりに 車のエンジンをスタートさせ いざ出かけようとした所で 忘れ物に気が付き忘れ物をとりに部屋に戻ってまた車の前に来た所で 車の下に水漏れ発見、粘土や下絵具を購入のための車使用なのにと途方に暮れる。すぐさまAAAに電話し修理工場まで運ぶ手続きをする。今日は粘土の購入は無理だなーと、あきらめかけた時 隣人のDAVEが仕事が休みで家にいたらしく駐車場の物音に 何事かと顔をみせる。事情を説明したら任せてくれとばかりに つれてってやるとすぐさまジープのエンジンをスタートさせ一件落着。重たい粘土250kあまりを3階の工房へ運びこんでくれる。朝のゴタゴタで食事の暇がなくお腹が空いたなーと思っていたら 工房の同じ階にいる 絵かきのアナグレットが中華を携えて登場、続いてシューズデザイナーのジニールがタイ料理を抱えてNAOの好物を買って来たぞと登場。Tom yum gai, Pad se_ ew や中華で大満足。仕事にはげみ 夕方、バスを乗り継ぎ 車をとりにいくとまたここでも鮭の塩焼きや 大根の煮物 菊の花びらの酢の物と夕食を用意してくれていて ごちそう攻めの一日。いつもの三倍の量を食べた。少し気が滅入っていたのだが、お腹がいっぱいになったら何でも来いと元気がでてきた。私の回りには優しい人たちが多い。とにかくアーティストは腹を常に空かせていると思われているので こういう幸運がよく舞い込む。

2009年1月7日水曜日

カラーパレットのチェンジ

 ホテルプロジェクト 色をニュウトラルに変えてほしいとの要請で急きょ やり直しを余儀なくされている。個人的にはなんだかつまらない感じなのだが これまたいたしかたないと せっせと作業をしているものの 金に買われた身と気分がのらない。明日から少し色の組み合わせなどテストして 決められた枠の中でなんとかしよう。

2009年1月2日金曜日

2009年1月2日

 今年は丑年だそうだ。丑年と言えば私の兄の年である。2歳上の兄は東京で同じ時代を過ごした事もあって、彼の知識とか才能とか憧れの的だ。2年前にそれとなくくれた本が ソローのウォールデン 森の生活だったり、 ブコースキーの話をしたり ただ者ではないのである。10代のころ 彼の本棚のローザルクセンブルグとか手にとってみたりした。もしかしたら 今の自分の基本みたいなところで 随分影響をうけているのではなかろうか。年齢が進むにつれて私の回りの友人たちが 兄弟関係で悩んだりしているのを横目に見ながら 私の所は違うと確信する。妹といい兄といい私はかなり恵まれている。
 工房での作業は順調で 規則正しくちゃんとバスで通っている。2009年の滑出しまずまずというところだ。バスの中で森の生活を再読している。