2011年9月29日木曜日

あふれる思い

 忙しかったガイドのお仕事が一段落した。年老いた両親や 心暖かい兄妹や友人との夏の日々が心の中で反芻され溢れ出る様なやさしい思いにつつまれる。夜中に耳にした父の歌声を思い出すと生きる勇気が沸き出す。妹に貰った星野道夫旅する木 を3回も読み返す。ワーズ ワースの低く暮らし、高く思うとはこんな生活なんではと思う。日常生活におわれてつい忘れてしまう自然 風景が地球上で生活する多様な人々の心の風景とかさなりあうとき それに出会う時の感動は人を変える力があると強く思う。高校の登山部をひきつれ あちこちの山を歩いた父の見た風景が 戦争中の中国、母との出会い、父の見て来た風景が 夜中に聞いた父の歌声の中に見えた。

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