2009年2月23日月曜日

Hotel project


 2月も残すところ 5日間となり、ホテルプロジェクトも終盤を迎えようとしている。後16個で全てが終了する。試行錯誤とクライアントの要求に応えるべく苦戦を強いられたがなんとか仕上げの段階にたどりつく。本来の色彩重視の自分の作品と違うので どこか満足出来ない部分が自分の中に残っているが それもいたしかないと思っている。合間に4月の末にある陶器市の準備もはじめている。不景気の影響がどこまで出るのか陶芸仲間達も かなりの不安を抱えているようだ。それでも作ることしか頭に無い私は例年通り製作に励んでいる。

2009年2月21日土曜日

心細さに足がすくむ

 2ー3日前の出来事。工房からの帰りが遅くなりバスをおりたころ 外はもう暗くなっていた。4ブロック程歩きながら 何故だか私が幼稚園の頃おそらく6歳になる前に タイムトリップ。幼稚園の帰りに仲の良かった福元順子ちゃんの家に行くことにした。ところがすぐそこだと言ったのに 歩いても歩いても着かない。おそらく1時間以上歩いた。着いて少し経った頃にはもう外は暗くなった。彼女のお母さんは仕事からまだもどってこないし 母に黙って遠くまで来た事が急に不安になり慌てて帰る事にした。初めて来た所だし帰り道も分からない。彼女がまた幼稚園の近くまで一緒にきてくれた。幼稚園から私の家は10分もかからない。泣きたいのを我慢した。子供だったからよく考えなかったが 私はともかく彼女はいくら慣れているとはいえ またひき返すのに1時間以上 あの暗い道を歩いたのだと気がついた時心細さに足がすくむ。彼女はお母さんとの2人暮しで お迎えがあるわけでもなく毎日あの距離を往復し記憶の中の暗い家でお母さんの帰りを待っていたのだと思った時 涙が込み上げた。昔の子供はたくましかった。この暗い世相が気持ちを下降させるが 経験の少ない子供でもあんなに気丈でいられるのだから 泣き言は言うまいと強く自分に言い聞かせる。

2009年2月12日木曜日

不景気

 不景気の波を身近に感じはじめている。市の所得税収入が失業者が増えるにつれて激減し 今までその一部が公共の交通機関の運営に回っていたらしいのだが、今日のニュースよると 今年9月をめどにルートや本数を減らさなければならないとか。バスを頻繁に利用しはじめた私にとっては痛手だ。暗い話ばかりがはいってくる。息子と一緒の仕事場で働き出した女性がやっと仕事に慣れ、カリフォルニヤに残して来た小さな娘を迎えに行って帰ってくる途中 交通事故に遭い亡くなってしまったと息子から泣きながら電話がくる。暴力的な夫婦関係からやっと抜け出して新しい生活を始めようとした時だったのにと。いたたまれなくやりきれない。一体これから世の中どうなっていくのか?自分の日常に流され いろいろな形で人々が苦しんでいるのに気がつくと、いても経ってもいられぬ思いがこみあげる。もっと優しくならなければいけない。もっと気配りをしなければと思う。

2009年2月9日月曜日

Stubborn Twig


 オレゴン州 HOOD RIVER日系人 ヤスイファミリーの歴史、そして日系人たちの1900年代の生活の背景 暮らしが実感できる。モルトノマ図書館のお勧め本であちこちのブッククラブで 今盛んに読まれているようでなかなか手にする事が出来なかったが 空港内の本屋に一冊あるのを発見 思わず購入する。ポートランドの街中を流れているウィラメット川にかかるバァーンサイド橋から川をのぞみこみながら この川がやがては太平洋に流れ込みそして日本ヘつながっていると 望郷の念をかかえこみつつ流した涙が やがて日本へ届くとのあたりで 思わず私も涙ぐむ。いわゆる一世の方々の苦労は今時の私らと比べものならないと思う。大切にゆっくりと読んでいる。
 

2009年2月2日月曜日

すばらしい一日

 妹から待ちに待ったナナオの犬も歩けばが届く。そのなかのひとつ。
 題はすばらしい一日
  水を汲み
  薪を運び
  隣でしゃべり
  陽が沈む
 
シンプルなのに全てを語る。なんて素敵な一日。これでモンタナが私の膝にいれば最高かな