2009年3月28日土曜日

ホテルプロジェクト終了

 朝7時30分にTOMとまり子さんがトラックで工房に来てくれた。作品の入った箱を積み込み8時前にホテルまで運んだ。あっという間に積みおろし8時4分には受け渡し完了。心強い2人の助けを借り、3か月間に渡るプロジェクト終了。しかもその後、朝ご飯までごちそうになりお礼すべきは私の方なのにと恐縮している。午後1時からガイドのお仕事で雨の中 コロンビア渓谷5時間のツアーをやり帰宅する。雨と風の2重奏でお気の毒ながら 楽しい方で十分楽しまれたのでほっとする。

2009年3月27日金曜日

C-12

 恒例のオレゴン陶芸協会による 陶器市にむけてブースの番号を 決めるための会議に出席する。今年の場所はほぼ去年と同じ列でCー12になる。ひさしぶりに陶芸仲間とポットラック。会員それぞれの持ち寄りで 夕食をしながら和やかに会議が進行する。情報交換や現状を話しながら楽しい一時をもてた。やはり不況で誰もがどのような陶器市になるのか不安をもっているようだ。私の個人的な意見としては 皆節約ばかりの生活に嫌気がさしているので 手ごろな値段のものが売れるのではと思う。天に運命をまかす事にしよう。

2009年3月26日木曜日

Packing


 3月28日のホテルへの搬入に向けて 60個の完成した作品を箱に詰める。各階ごとに個数が指定されているので 全部つめ終わるのにかなりの時間を要した。いきなり工房の中がすっきりした。60個作るのに試行錯誤したので100個ぐらい作ったようだ。残った作品は4月の末の陶器市に出す予定。これでやっと 陶器市に向けて集中出来そうだ。明日はいよいよ陶芸協会の会議でブース番号が決まる。4月の22日に出店の準備をするので もう一か月弱しかない。素焼きも95%は終了し 絵付けと釉薬がけになっているので順調に事が運んでいるといって良いのでは。

2009年3月22日日曜日

春の兆し


 朝夕は冷え込むがやっと 街のあちこちで桜が咲き始めた。雨の合間に覗く青空をバックに咲く桜はやはり美しい。セルウッドの街を歩きながらお花見気分。かねてより眼を付けていた桜の木の様子を見て歩く。ダウンタウンのウォーターフロントパークの桜並木が満開になったら今年こそ その下を歩こうと思う。

2009年3月20日金曜日

3/20 4:45am

 

The Amazing Adventures of Kavalier & Clay

 朝3時起きで ガイドのお仕事へ。4時45分をもって春がやってくる。空港で7時15分に仕事を終え その足で工房へと向かう。2時間ばかりの仮眠をとったものの 身体も頭も機能停止、仕事にならない。気分転換に本屋へ行く。最近のお気に入りMICHAEL CHABONの本を購入する。もう工房に戻る気がせず自宅へ戻り こういう日があってもいいのだと自分に言い聞かせ、モンタナを膝に抱っこしながら本を読みはじめてしまう。明日は朝から工房につめてがんばるぞ。

2009年3月16日月曜日

永遠について思う。


 大江健三郎の燃え上がる緑の木 三部作を再読する。いつ読み返しても新鮮だ。今回一瞬よりはいくらか長く続く間というフレーズが頭にこびり付く。そして中原中也訳によるランボウの永遠という詩を何度も読み返す。
 また見つかった
 何がだ 永遠
 去ってしまった海のことさあ
 太陽もろとも去ってしまった
 
 中略

 もとより希望があるものか 
 願ひのすじがあるものか
 黙って黙って堪忍して
 苦痛なんざあ 覚悟の前

きっと人間は 永遠を考えて苦悩する。それなら 一瞬よりはいくらか長く続く間というようにおき変えてみよう。すっと頭の中のもやが晴れ上がる気がした。

2009年3月14日土曜日

雨模様


 昨日とうってかわって雨がシトシト降り気温も下がる。我が家の近所で息子と彼の友達の3人で朝食をとり、彼等はユージンに向けて出発。私は工房で陶器市へ向けて1日中 轆轤をひく。あっという間に夕方になり家に戻る。モンタナはいつもと違って息子の部屋を歩き回り、一体なんだったんだという顔をしている。どうも人が増えると調子が狂ってしまうようだ。いきなり母親として行動するからだろう。

2009年3月13日金曜日

工房付近にて。


 ひさしぶりの太陽に誘われ友人のANNAと工房周辺へお散歩に出かける。貨物列車の操車場を突き抜けて行くと 広場に出る。そこに何やらサイロかオイルを入れるのか かなり大きい円柱状の物を発見する。二人とも興奮ぎみでひとしきり眺める。ポートランドも他のアメリカの都市と同じで不況の風がふきまくり 失業率10%ちかい。気持ちが沈みこむ事の多い毎日なのだが 今日は美術学校以来14年の友人と息抜きが出来た。もう一つのおまけとして 息子が顔なじみのEMILYと夕方7時ごろ突然、工房に姿を見せる。ホテルへおさめる前の作品を見てもらい、タイ料理を食べに出かけた。明朝またユージンへ戻って行くのだが、とても楽しい一日となった。また気を取り直して取り敢えず 自分の出来る事をやろうと思う。

2009年3月10日火曜日

1周年

 ブログを初めて1年がすぎた。220件の投稿をしたようだ。小学校2年生の頃から日記をかき初めているから もう半世紀も自分なりの記録を続けているということだろう。ここ1年間はブログがそれに変わった。それでもスケッチブックは日記もかねた仕事の記録 アイデアの集約でデザインや やりたい事を思いついた時にかきとめる様にしているので 気が付くとかなりの時間を書く事に費やしているようだ。歳を重ねるにつれ忘れる事が多いからメモを常に取り、自分のおかれた場所の確認に余念がない。あと10日あまりで暦の上では春が来る。ここ2ー3日雪まじりの天候で暖かくなるのが待ちどうしい。