2010年1月6日水曜日

The Reader by ベルンハルト シュリンク

The Reader (Oprah's Book Club)

 新潮文庫から朗読者というタイトルで出版されているようだが、この本は一読の価値あり。
60歳の誕生日を迎えた友人のJANとお誕生日を祝うべく1日中 彼女の大好きな図書館、本屋 ガラスの画廊、コーヒーに昼食と遊びほうけた。図書館でこの本を見つけ夕方6時過ぎ帰宅してから読み始めちょっと前に読了。かなり話題になった本で2008年には映画化もされた。ハンナの女としてのすごさに脱帽する。(哲学者ハイディガーもしかり)ホロコーストや第2次世界大戦におけるドイツ人犯罪的行為を 無害なものに見せかけようとしているのではないかと批難の声もあがったようだが 決してそうではなくドイツ人全てが加害者として糾弾されなくてもいい訳で、其の後の世代がもっと深く前世代を理解しようとする葛藤が感じられた。30年もアメリカに住んでいると 日本人と言えば真珠湾攻撃をし鯨を食し いつもカメラを首から提げているみたいな事を言われる事もあった。不謹慎なたとえで申し訳ないがどこか似てるなーと思った。

0 件のコメント: