活字中毒

　私の活字中毒が重症に陥っている。朝から雪がチラチラする。まだ冬なんだなー。工房での作業は乾きが遅く先きに進めない。それを良いことに４時間ぐらいできりあげて家路につく。ニタニタと本を引っぱりだし　晴耕雨読とはよく言ったものだと感動しつつ読書中。去年はDENNIS JOHSONのJesus'sSonをやたら若い人に勧めたが,今年は前から気になっていたWILLY VLAUTINのMotel Life 並びにLean on Peteがお勧め。垢抜けしない泥くささが　レイモンド　カーヴャーを思い出させる。Lean on Peteの舞台がポートランドというのもおもしろい。東京で暮らし初めのころ、おーこれが本で読んだお茶の水の古本屋街かとか　舞い上がった感情に似ている。MichaelChabonはあきてしまって手にしなくなってしまった。尊敬してやまない　Simone Weilやフラナリーオカナーとか辛くても信念を貫く方々が好きなようだ。モンタナを膝にのっけて至上の喜びを感じていたら　愛しき息子から電話があり　鴨長明の方丈記を読んでいるらしく　うたかただの　はかないだのいきなり日本語の世界に引き戻され　未然形の活用だの何だの問われ焦る。変な親子だ。