2011年6月5日日曜日

ゴロワーズ、


 1950年代の女性像、フェミニストの作家の回想録、自叙伝。サルトル、ニーチェ、サリンジャー、カミユにジェムス ジョイス、トーマスマン、マルクスにハイデガーなどなど 彼女は読んでいて自分と同じだと苦笑い。自分を犠牲にしてスクリーンライター志望の夫にすべてをたくす。芸術家も作家も似た所があって 作品を評価される前に その生き方が、狂気に近い行動も 芸術という前に許されたりする。フランスの煙草ゴロワーズにゴダール監督の気ちがいピエロのジャンポールベルモンドを思い出し、自分の青春を思い、胸がちくりとした。この煙草って日本でも 違う自分の象徴だったはずだ。サルトルもこの煙草を愛用していたそうな。ちとひねた若者はこれにあこがれたはず。

1 件のコメント:

katsuyat さんのコメント...

大学生の頃に愛用しておりました。確かにちとひねていたかも…。