2008年4月6日日曜日

思い出1

 長時間 工房で絵付けをここのところやっている。 じっと座って絵筆を持っていると いろんな事を思い出す。 幼い頃我が家では 誕生日とクリスマスはきっちり祝ってもらった。それぞれの好物を母が料理してくれた。私は ポテトサラダかマカロニサラダを頼んだ記憶がある。おそらくマヨネーズが大好きだったのだろう。小学5年生の時 ヒュー ロフティングのドリトル先生シリーズを両親より誕生日にもらった。 月からの使い月へ行く月から帰るなど夢中で読んだ。井伏鱒二が翻訳したと父から聞いた記憶がある。今でも実家のどこかにあるはず。
 どんな本を両親よりもらったか 絵付けをしながら思い起こしてみた。小学校後半から中学校へかけて オルコット 若草物語、 樋口一葉 たけくらべ,石森延男 コタンの口笛、パールバック 大地,宮沢賢治 注文の多い料理店など。高校生になってからは自分で本を選ぶ様になった。本を読む楽しさを教えてくれた両親に今さらの様に感謝する。
 最近の一番の楽しみは息子との読書談義 そういえば必ず母が先に私への本を読んでいたから同じような事をやっていたのだろう。私が図書室から借りた シャーロックホームズも 明智五郎もなぜか母はよく知っていて驚いた。私たちが学校に行っている間に読んでしまうという事に気づくのに時間がかかった。

 

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