2008年7月5日土曜日

The Glass Castle

The Glass Castle: A Memoir

3日間ご一緒したグループを 空港までお送りした後 空港内のパウエル書店を覗いたのが事の始まりだった。といっても又 本を3冊も購入してしまっただけのことなのだが。空港からの帰りの電車で 読みはじめて家に帰ってからも 続行5時間ほどで読破したのが ウォール家のメモアー 次女のJeannetteの自叙伝。読みはじめて中断できないほど夢中になった。アルコール中毒の父親と アーティストの母親 そして4人の子供達の凄まじいほどの貧困と戦いながらもウォール家の信念が ひしひしとこちらに伝わってくる。驚くほどその時その時を強く明るく生きてきた一家なのである。結果的に 成長して行く子供達が 自分の意志を持ちはじめた時に 育ってきた環境が負のエネルギーにならず それぞれの道を歩き出す。ニューヨークに移り住んだ子供達を追ってきた両親は 意図的にホームレスとなり生活をする。すごいのは実は母親は テキサスのオイルの出る土地をもち フィニックスにも大きな家を持ちながらもそれを売って生活の足しにしょうとしなかったというのが 後で子供達に分かる。家とか土地というのはセンチメンタルバリューにしかすぎなくて守る物であると母親が娘に語る。Jeannetteが大学を経済的な理由でやめようとした時 ホームレスの父親が黒いゴミ袋一杯のお金を 娘に届ける所では泣いてしまった。これは一読の価値あり。ガラスの家というのは父親が建てたかった家である。
 

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

自分も今読んでいる本(The Friday Night Knitting Club by Kate JacobsとAngela's Ashes by Frank McCourt)を読み終わったら是非読んでみたいです。