2008年6月28日土曜日

猛暑


 ユージンの街はオリンピックの陸上の予選で活気に溢れている。予選会場のまわりではいろんな催しがあるらしい。 残念ながら 今回は息子の世話のみ。 いっぺんに4本 親知らずを抜かれぐったりしている 息子の寝顔を見ていると彼が小さい頃の事を思い出す。よく扁桃腺をはらし 高熱で寝込む彼のベッドの横で本を読んであげたものだ。昔と違うのは わざわざ来てくれてありがとうと 何回も何回も麻酔が切れる前から感謝の言葉を口にする。母はよくここまで育ってくれたと 眠り込む彼の横で涙ぐむ。私が行く前に一階の部屋から 地下室の部屋に移ったので 外はかなり暑いのに 彼の部屋だけはひんやりとしている。 明日は34度まで温度が上がるらしいが この部屋ならしのぎやすい。興味をそそる本で溢れる彼の本棚を前にして息子には悪いが興奮状態。哲学と文学にわけてある本棚の前を行ったり来たり しかも彼は寝込んでいるので好きにあれこれひっぱりだせる。いつもだと 彼の本の解釈を聞かなければ 手に取らしてくれないのだ。

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