ダンス パフォマンスヘ行って来た。ちょっと前のブログで書いたが あの弘子さんと舞台裏で会えた。何十年も経っているというのに 舞台化粧の向こうにやはり彼女はいた。私なりの解釈で土方巽に始まる舞踏は土着の思想というか、肉体で風土を表現する、人間存在の極限を表示する、心象風景の連続、点と点を肉体の動きで 線に変え形に変える。時代の繁栄とともに、土着的ななんて表現を聞かなくなった。何処からやって来たのか分からない迷子の人間が増えた様な気がする。dig on, day by day, deeper deeper, to get the origin of the phantom of ectasy 執着する所から始まる何かがある。などと考えた。
午前中にセルウッドの図書館へ本を返しに行くと ニューブックのセクションにイエーツの本を発見する。うれしさのあまりニヤニヤしながら借りて来た。poem, play, autobiographical writings, critical writing, prose fictionで構成されている。オーデンや大江健三郎の世界をとおして彼の詩を読んだ事はあるがここはじっくりこの本を読んでみようと思う。日本語訳と違って英語での理解は時としてわかりやすい様な気がする。しかしFor men improve with the years,/Is this my dream,or the truth? これが日本語訳だと なぜならば男は年々自らを改良する物だから。/しかれども、しかれども/それは俺の夢見る事か、真実か?日本語訳の方がぐさっと胸に突き刺さるものがあるなー。