2008年3月4日火曜日

旅は手段

 ここ10年あまりポートランドの旅行会社で仕事をさせてもらっている。学生さんをはじめ視察の方々と 数知れずの出会いを経験している。インターネットの普及で旅が身近になるにつれて旅の目的が多様化してきているようだ.旅人を迎える側として 日頃から新聞を読んだり何がこの町で起きているのだろうかとか、アメリカ自体の情勢も気になる.それと同時に今何が日本とかアメリカ.いいえ世界のどこにおいても必要なのか考えることがある。 地球の温暖化、イラクの情勢、最近のガソリンの高騰ぶり 頭を抱え込んで逃げ出したくなる瞬間が多々ある。私らが何かをやることで 世の中を簡単に変える事は無理でも 何処かへ 自分を現在の環境から移動させる.もしかしてそれが旅という形で外側から違う国から自分達のあり方を考える事がとても重要な時にきてるのではないのだろうか?
  他の文化を経験するという事は 日本の文化や習慣を再確認する事ではないだろうか.個人レベルでも世界各地に友人を作りお互いの経験を交換しあいより良い精神状態や生活環境を作る事がこれからのこの混沌とした時代を生延びる秘けつかもしれない。私は陶芸という創作活動をとおして世の中からの逃避、創作をとおしての自己追求とそれなりにバランスを取る事ができているのではないだろうか。
 

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