2008年3月16日日曜日

日本語に潜む社会的.文化的..および性表現

 非常に奇妙な見出し記事を発見 ”加齢臭コンビ” さいきんよくこの加齢臭と言うのをあちこちで見かける.wikipedia文献によると 2000年12月、資生堂の研究所により中高年特有の体臭の原因が 不飽和アルデヒト系ノネナールである事が発見されこの体臭を加齢臭と命名.男女差に関係なく40歳以上に増加が認められるとある。ここまで読んで なるほどと頷く。もしかしたらないものをあると思わせるマインドコントロールの一種ではと。アメリカ生活が長いとはいえ 今までもいろんな本や雑誌に目をとおしている自他が認める活字中毒の私が みのがすはずがない。これからの一番の消費者である 団塊の世代とかに対する流通手段の先手として この言葉を作ったと私は一人確信している.特に中高年の男性に対する警告 オジン臭いとかおやじ臭いとかいう言葉に匂いまでくっつけたと思わざる終えないのである.戦々兢々として心配する姿を予想しての作戦なのである。でなければ芸能界の40代をこえた男性タレントを加齢臭コンビなどと興ざめする呼び方をマスコミにさせないのでは。どちらにしてもあまり使いたくない言葉だと思う.若ければフェロモンで40過ぎれば加齢臭では表現力に欠けると批判的になってしまう。自信のある男達は商業ベースのマスコミには踊らされないと、信じたい。 
  日本語にひそむ社会的、文化的あるいは性表現を思い起こすに 働き盛りの男性を”男盛り”これはほめことばだが、”女盛り”はこれから衰える容姿を思わせる。男性側の視点から生まれた”悪妻”だの性別的役割や分業を前提に生まれた言葉”永久就職” ”主人” ”家内”などいままでの男性中心に対する反撃としては加齢臭は頂けないと思う私がいる。我が愛する男友達たちには ”おやじ臭くて何が悪い。”と素敵に微笑んでほしい。

0 件のコメント: